千葉県東金市|業務用エアコン・冷凍冷蔵庫・プレハブ冷凍冷蔵庫

TEL
お問合せ
ショップ
お役立ち情報

厨房用エアコンと業務用エアコンの違いとは?高温・油対策や選び方も解説

厨房用エアコンは、高温や油煙といった厨房特有の過酷な環境に対応するためにつくられた業務用エアコンで、一般の業務用エアコンとは設計が異なります。厨房に一般のエアコンを設置すると、冷房能力が十分に発揮できなかったり、故障しやすくなったりすることもあります。

本記事では、厨房用エアコンと業務用エアコンの違いについて解説します。他にも「なぜ厨房に専用のエアコンが必要なのか」や「厨房用エアコンの選び方」についても紹介していきます。ぜひこの記事を参考にして、厨房に合ったエアコン選びに役立ててみてください。

厨房用エアコンとは

厨房用エアコンとは、火を使う調理で高温になり、油煙や水蒸気が発生する厨房環境でも安定して運転できるように設計された業務用エアコンです。一般の業務用エアコンとまったく別の機械というわけではなく、業務用エアコンの中でも、厨房という特殊な環境に耐えられるよう専用の対策を施したタイプという位置づけになります。過酷な環境で使うことを前提に、耐熱性や油への強さが高められている点が特徴です。

厨房用エアコンと一般の業務用エアコンの違い

そもそも冷媒とは?

厨房用エアコンと一般の業務用エアコンの違いについては、以下の4つが挙げられます。

  • 対応する温度
  • 油・水・サビへの強さ
  • フィルターの仕様
  • 設置形態と価格

まずは、主な違いを一覧で確認しておきましょう。

項目一般の業務用エアコン厨房用エアコン
対応する吸込温度の目安おおむね32〜35℃前後約45℃程度まで
油・サビへの強さ対策なし(油に弱い)ステンレス外板など耐油・防サビ仕様
フィルター一般的なフィルターオイルミストフィルター(張替式など)
設置形態天井カセット・天吊など各種天吊形が主流
価格・選択肢比較的安く種類が豊富専用設計で高め・機種が限られる

それぞれの違いについて解説していきます。

違い①対応する温度

最も大きな違いが、対応できる温度です。一般の業務用エアコンは、室内機の吸込空気温度が32〜35℃前後を超えると冷房能力が低下しやすくなります。一方、厨房用エアコンは室内温度が約45℃(メーカーによっては最高50℃)の高温に達しても対応できるように設計されています。

火を使う厨房では室温が40℃近くまで上がることも珍しくないため、この対応温度の差が、厨房での使いやすさに直結します。なお、屋外の室外機についても、一般にJISでは外気温およそ43℃までの冷房運転が想定されており、より高い外気温に対応した機種もあります。

違い②油・水・サビへの強さ

厨房用エアコンは、調理で発生する油煙や水蒸気、それに伴うサビに強い設計になっています。室内機の外板にステンレスを使うなど、油汚れが付いても拭き取りやすく、サビにくい素材が採用されているのが一般的です。外板のステンレス化に加え、機種によっては内部のファンにも油がこびりつきにくい特殊な素材やコーティングが採用されており、機器内部へのダメージを軽減する工夫がされています。

一般の業務用エアコンは油や水への対策がされていないため、厨房で使うと汚れやサビが進みやすくなります。この素材面の違いが、清掃のしやすさや機器の寿命の差につながります。

違い③フィルターの仕様

フィルターの仕様にも違いがあります。厨房用エアコンには、油煙を捕集するオイルミストフィルターが備わっていることが多く、汚れたら張り替えられる使い捨てタイプなど、手入れがしやすい工夫がされています。一般のエアコンのフィルターは油煙の捕集を前提としていないため、厨房で使うと油汚れが内部まで入り込みやすくなります。フィルターで油をどこまで受け止められるかが、内部の汚れやすさを左右します。

なお、使用頻度や油の使用量にもよりますが、おおむね1ヶ月〜2ヶ月に1回のペースでのフィルター交換(張り替え)が目安となります。

違い④設置形態と価格

設置形態にも傾向の違いがあります。厨房用エアコンは、天井から吊り下げる天吊形が主流です。天井に埋め込む天井カセット型は、厨房では油で汚れやすく手入れがしにくいため、厨房には不向きとされることがあります。空間の都合で設置が難しい場合は、作業する人の周辺だけを冷やすスポットエアコン(床置形など)や、バックヤードに本体を置いてダクトで冷風を送るダクト形が採用されるケースもあります。

業務用エアコンの設置形態については、関連記事「天井カセットエアコンの仕組みとは?」もあわせてご覧ください。また、厨房用エアコンは専用設計のぶん本体価格が高めで、一般の業務用エアコンに比べて機種や形状の選択肢が限られる点も違いの一つです。業務用エアコンの基本的な構造については、関連記事「パッケージエアコンの基本的な仕組み」も参考になります。

なぜ厨房に一般の業務用エアコンでは不向きなのか

冷媒 r32 r410a 違い

厨房用エアコンが必要とされるのは、厨房の高温と油煙が、一般のエアコンの能力や寿命に大きく影響するからです。ここでは、その理由を仕組みの面から確認しておきましょう。

高温で冷房能力が低下し故障につながる

エアコンは、吸い込む空気の温度が高くなるほど熱を運びにくくなり、冷房能力が低下します。一般の業務用エアコンは、目安となる温度を超える環境では効率が悪くなり、無理に運転を続けると保護機能が働いて停止したり、部品に負担がかかって故障につながったりすることがあります。火を使う厨房は温度が上がりやすいため、高温対応の厨房用エアコンでないと、真夏の営業中に十分に冷えないといった事態も起こり得ます。

油煙で熱交換器が目詰まりし能力が落ちる

厨房の油煙は、フィルターを通り抜けてエアコン内部の熱交換器(フィン)に付着し、汚れとして蓄積していきます。熱交換器が油汚れで目詰まりすると、空気との熱のやり取りがうまくいかなくなり、冷房能力の低下や電気代の増加、さらには故障や寿命の短縮につながります。厨房用エアコンは、耐油仕様やオイルミストフィルターによってこの汚れを抑え、清掃もしやすいため、こうしたトラブルを起こしにくくなっています。

厨房用エアコンのメリット・デメリット

厨房用エアコンには、高温・油に強いという利点がある一方で、費用面などの注意点もあります。導入前に両方を確認しておきましょう。

厨房用エアコンのメリット

厨房用エアコンの最大のメリットは、高温や油煙のある環境でも安定して冷房能力を発揮できることです。故障しにくく、清掃もしやすいため、結果として長く使いやすくなります。夏場の厨房でも快適な環境を保ちやすく、調理する人の負担軽減にもつながります。

厨房用エアコンのデメリット

一方で、厨房用エアコンは専用設計のため、一般の業務用エアコンに比べて本体価格が高くなりがちです。また、機種や設置形態の選択肢が限られるため、設置場所やレイアウトの自由度がやや低い点もデメリットといえます。とはいえ、厨房で一般のエアコンを使って故障や能力不足を招くリスクを考えると、厨房環境では専用機を選ぶ価値は大きいと言えます。

厨房用エアコンの選び方

業務用冷蔵庫が冷えない不具合を防ぐポイント

厨房用エアコンを選ぶ際は、対応温度や油対策だけでなく、能力や設置、メンテナンスの観点もあわせて確認することが大切です。

厨房の広さ・発熱に見合う能力と設置形態

厨房は、コンロやオーブンなどの発熱源が多く、一般の室内よりも熱がこもりやすい環境です。そのため、部屋の広さだけで能力を決めるのではなく、発熱量を踏まえて能力に余裕を持たせて選ぶことが大切です。設置形態は、油で汚れにくく手入れのしやすい天吊形が厨房には向いています。高温環境での業務用エアコンの選び方については、関連記事「工場向け業務用エアコンを選ぶポイントとは?」も参考になります。

給排気のバランスとメンテナンスのしやすさ

厨房ではレンジフードが大量の空気を排出するため、給気が足りないと室内が負圧になり、外の暑い空気が入り込んで冷房の効きが悪くなることがあります。エアコンの能力だけでなく、給排気のバランスも含めて計画することが、快適な厨房づくりのポイントです。また、油煙の多い厨房ではフィルターや内部が汚れやすいため、清掃や点検のしやすさ、フィルターの交換のしやすさも選定時に確認しておくとよいでしょう。

厨房には環境に合った厨房用エアコンを選ぼう

今回は、厨房用エアコンと業務用エアコンの違いについて紹介しました。厨房用エアコンは、対応温度が高く、油・サビに強い素材やオイルミストフィルターを備え、天吊形が主流であるなど、一般の業務用エアコンとは設計が異なります。厨房に一般のエアコンを使うと、高温で能力が低下したり、油煙で熱交換器が詰まって故障したりするおそれがあるため、環境に合った専用機を選ぶことが大切です。選ぶ際は、厨房の発熱に見合う能力や給排気のバランス、メンテナンスのしやすさも確認しておきましょう。今回の記事を参考にして、厨房に合ったエアコンを選んでみてください。

関連記事

PAGE TOP
TEL